深度合成を試してみた
プラモデルといえばだいたい「組み立て→完成→撮影→飾る」というプロセスがあると思います。
今回はこの「撮影」についてになります。
通常の完成写真と言えば「撮影ブース」を使用してカメラは三脚に固定。
f値も気にすることなく絞ることが出来る為、被写体の奥行きをカバーできる被写界深度の深さを使用しても特に気になることはありません。
しかし、背景がある場合はどうでしょう。
机に飾ったプラモデルを撮影したい時などにf値を絞って撮影すると、ボケが少なく後ろの余計なものにまで目が行ってしまいます。
逆にf値を開放に近づけてボケを増やすと被写体を被写界深度がカバーしきれず焦点以外がボケてしまいます。
要するに背景がある場合に、被写体全体をハッキリと写しつつ背景はぼかしたい。
そんな時に深度合成というものを知りました。
深度合成とは
深度合成は焦点合成とも言われ、複数の焦点で撮影した画像を合成することで、深い被写界深度を得られる技術です。
主に、虫や植物のマクロ撮影で使われる技術のようで、「深度合成」や「焦点合成」で画像検索などをすると超高解像度な虫さんの画像が出てきますので虫が苦手な方はご注意ください(´ー`)
実際に試してみる
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50mm(換算75mm) f/4 フォーカスはバンパー先端 |
背景がボケてほしいf値に合わせましたが、被写体の後ろの方もボケてしまっています。
これを背景はボケて被写体はハッキリ写った画像に処理します。
今回準備したのは9枚。
フロントバンパーから焦点を少しずつリアスポイラーあたりまでずらしつつ撮影。
なお、撮影には三脚を使用しています。
この画像9枚を「CombineZP」というソフトで処理します。
このソフトの分かりやすい解説を他の方がされていましたので「CombineZP」と検索されてみてください。
出力された画像がこちら↑です。
背景はボケつつ被写体はハッキリとしています!
初めて出力結果を見たときは処理の自然さに驚きました(´ー`)
ちなみにf値を1.8などにすると強烈すぎるボケのせいで、ボケがガタガタになったりモワモワした出力結果になりましたので、あまり絞りは開放にしすぎないことをおすすめします。
この深度合成を今回は「CombineZP」というソフトを使いましたが、オリンパスのOM-D D-M1 Mk2というカメラだと基本機能で搭載しているらしいですね。
マイカメラのK-S2は搭載していませんし、搭載している方が珍しいのでしょうね(´ー`)
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